テニスを頑張るお子さんを持つ親御さんから、「オススメのプロテインはありますか?」というご相談をいただくことがあります
熱心にサポートしたいという気持ち、とても素晴らしいですね!!
今回はフォア神目線で、テニスとサプリメントの関係についてお話しします
テニスで使われるサプリメントは大きく5種類
テニスの場面で活用されるサプリメントを、目的別に整理してご紹介します
① 必須アミノ酸
筋肉や皮膚、髪の毛などのもととなるタンパク質は、20種類のアミノ酸で構成されています
そのうち体内で合成できない9種類が「必須アミノ酸」と呼ばれ、毎日の食事から意識して摂る必要があります
| 種類 | 主な働き・特徴 |
|---|---|
| ロイシン | 筋肉の合成促進、肝機能のサポート |
| イソロイシン | 筋肉の強化、疲労回復、神経機能の調整 |
| バリン | 筋肉のエネルギー代謝、疲労回復 |
| リジン | 身体の組織の修復、カルシウムの吸収促進 |
| メチオニン | 肝機能の向上、アレルギーの原因となるヒスタミンの抑制 |
| フェニルアラニン | 神経伝達物質(ドーパミンやアドレナリン)の材料 |
| スレオニン | 胃腸の働きをサポート、脂肪肝の予防 |
| トリプトファン | 精神の安定、睡眠サイクルの調整 |
| ヒスチジン | 神経機能のサポート、子どもの成長に不可欠 |
テニスにおいては、身体の回復を促し、練習のパフォーマンスを維持する目的で活用されます

僕自身も翌日に疲れを残さないために摂取しています
② プロテイン
「プロテイン(Protein)」とは日本語で「たんぱく質」のこと
筋肉・皮膚・髪の毛・内臓など、人間の身体を構成する三大栄養素の一つです
一般的に「プロテイン」と呼ばれる粉末状のサプリメントは、このたんぱく質を効率よく補うための栄養補助食品を指します
たんぱく質には以下のような役割があります
- 体づくりの基本:筋肉・骨・血液・皮膚などの材料になる
- 機能の維持:免疫細胞・ホルモン・酵素などの成分になる
市販のプロテインは原料によって主に3種類に分けられます。
| 種類 | 原料 | 特徴 |
|---|---|---|
| ホエイプロテイン | 牛乳(乳清) | 吸収が速く、トレーニング後の筋肉修復・筋力アップに最適 |
| カゼインプロテイン | 牛乳 | 吸収がゆっくりで腹持ちが良く、就寝前の栄養補給に向く |
| ソイプロテイン | 大豆 | 吸収が穏やか、健康維持・美容・引き締め目的で人気 |
食事だけで必要なたんぱく質を摂ろうとすると、脂質やカロリーの過剰摂取につながることもあります
プロテインを活用することで、余分な脂質・糖質を抑えながら効率よくたんぱく質を補給できるメリットがあります
テニスにおいては、特定の部位に負荷をかけてより強い身体を作りたい場合に活用するものです
③ エネルギー・電解質補給ゼリー(inゼリーなど)
チェンジエンドのわずかな休憩時間でも、素早く糖質とミネラルを補給できるのがゼリータイプの最大のメリットです
固形食と違い胃もたれしにくいため、試合の流れを止めずにエネルギーを補えます
プロ選手が試合中にコートサイドでゼリーを口にする場面を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
主な目的は以下の2つです
- 即効性のあるエネルギー補給:糖質をすばやく吸収し、集中力・体力の低下を防ぐ
- 足のつり(こむら返り)予防:汗で失われる電解質(ナトリウム・カリウムなど)を補充し、筋肉の痙攣を防ぐ
長時間の試合や夏場の練習では、水分補給と合わせて取り入れると効果的です
④ ビタミン・ミネラル(マルチビタミン・鉄分など)
激しい運動をすると、汗と一緒に鉄・亜鉛・マグネシウムなどのミネラルが失われます
これらが不足すると貧血・持久力の低下・疲れやすさにつながるため、食事だけでは補いきれない分をサプリメントでカバーする方法があります
主な目的は以下の通りです
- コンディショニング:体調を整え、毎日の練習の質を維持する
- 貧血予防:特に成長期の女子選手は鉄分不足になりやすいため注意が必要
- エネルギー代謝のサポート:ビタミンB群などが糖質・脂質・たんぱく質の代謝を助ける
特別なサプリメントではなく、食事の延長線上として取り入れやすい種類です
⑤ クレアチン
クレアチンは、瞬発力とパワーの向上を目的として、主にトップ層の選手が活用するサプリメントです
サーブやスマッシュなど爆発的なパワーが求められる場面で、筋肉内のエネルギー(ATP)の再合成をサポートする働きがあります
ただし、クレアチンは身体への負荷も考慮が必要なため、本格的なトレーニングを積んでいる上級者向けのサプリメントです
小中学生が気軽に手を出すものではなく、高校生以降で競技レベルが上がってきたタイミングで専門家に相談しながら検討するのが望ましいでしょう
小学生のうちは、本当に必要?
正直に言うと、多くの小学生にはまだ不要だと考えています
必須アミノ酸が役立つのは、例えばこんな状況です
- 夏場の練習で集中力・体力が持たず、ついていけない
- 練習翌日、学校の授業に集中できないほど疲れが残る
こういった状態であれば、必須アミノ酸の摂取を検討する価値はあります
ゼリータイプの補給食も、夏の試合や長時間練習では取り入れやすい選択肢です
プロテインやクレアチンについては、自分でトレーニングの目的と方法を理解できるようになってから、で十分です
サプリメントに頼りすぎることのリスク
どのサプリメントも、長期・大量摂取は基本的に推奨されていません
もし試してみるなら、大会前や特にハードな練習のタイミングで、少量から始めるのがベターです
もう一つ気をつけたいのは、「サプリメントありき」になってしまうことです
高校生になって本格的にテニスに打ち込む時期に、身体がサプリメントの効果に慣れてしまっていると、本当に必要なタイミングで効果を最大限に引き出せなくなる可能性があります

いざというときのために、今は身体本来の力を育てることを優先しましょう
まとめ
| サプリメント | 主な目的 | 小学生に必要か | 使うタイミング |
|---|---|---|---|
| 必須アミノ酸 | 回復・パフォーマンス維持 | 疲労が深刻なら検討 | 大会・ハードな練習時 |
| プロテイン | 筋肉づくり | 基本的に不要 | 本格的な筋トレと並行して |
| エネルギー・電解質ゼリー | 即効補給・痙攣予防 | 夏場や長時間試合では有効 | 試合中・練習中のチェンジエンド |
| ビタミン・ミネラル | コンディショニング・貧血予防 | 食事を補う程度なら検討可 | 日常的に(食事の補助として) |
| クレアチン | 瞬発力・パワー向上 | 不要 | 高校生以降・上級者向け |
サプリメントはあくまで「補助」です
バランスの良い食事・十分な睡眠・継続した練習——この3つが何より大切な土台です
では今回はこの辺で、頑張っていきましょう!!


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