僕がテニスを始めたのは高校生の時でした
当時からジュニア、と呼ばれる小さい頃からテニスをやってきた選手が見られていました
そうしたジュニアの選手たちが、いろいろな大会で良い成績を出していました
そんな状況に一石を投じたい、という想いで当時練習に励んでいました
当時は『テニスの王子様』ブームの影響もあり、高体連に所属するテニス選手がたくさんいました
そんな中で、
- 他校の監督が手を掛けてくれた事
- 同じ想い(一石を投じたい)の選手が周りに多くいた事
- 外部の選手が支援をしてくれた事
、などがあり、高校総体(石川県予選)ではベスト16まで駒を進める事が出来ました
そこからテニスを細々と続け、振り返るとローカルトーナメントで100程の入賞経験になっていました
テニスブームの時期からは時間が経ちましたが、近年の錦織選手や大阪選手の活躍もあり、ジュニアテニスに力を入れる親がまた増えてきているように感じます
僕の子供2人もテニスをスタートさせました!!
その際の経験や親子でストレス無くテニスを楽しむ為のコツを今回はお伝えしたいと思います
この記事をお読み頂く事で、
- スムーズにクラブに入会する為に僕がしてきた事
- 子供がテニスを好きになってくれる方法
- 親が疲れてしまわない為の考え方
、が分かります
※想定している子供の年齢は3歳-8歳くらいまでになります
最後までお読み頂き、親子で楽しいテニスライフをスタートさせて下さい!!
はじめに
いきなりですが、ご質問をさせて頂きます
皆様は子供をプロにさせたいでしょうか?
錦織選手や大阪選手の活躍が記憶にあり、我が子に夢を見てしまう気持ちは分かります
しかし、将来テニスで生活を維持して行くのは相当難しい事です
詳しく知りたい方はこちらの書籍をお読み下さい
しかし、小学生くらいからラケットを握る事で、
- 高校総体、大学生リーグ、社会人リーグでの活躍
- 高校、大学への選択肢の幅が広がる
- テニスを生業にしている様々な方と繋がりが持て、将来テニス関係で仕事が持てる
、このような事は視野に入って来ます
僕は子供にプロになって欲しい、という想いは全くありません
しかし、多少のスケベ心くらいはありますww
そんな僕が子供とテニスをスタートさせたのは、娘3歳、息子1歳くらいからでした
次項では、
- どのような事をやっていたのか?
- 果たしてそんな子供に何が出来るのか?
、を自身の経験を元に、クラブ入会前の練習としてご紹介させて頂きます!!
クラブ入会までの練習とクラブについて
ラケットとボールを持った年齢と練習
子供がラケットとボールに初めて触れたのは、娘3歳、息子1歳の時でした
当時やっていた練習は主に遊びになります
ルールというものは無く、ただラケット、ボールを使っての遊びになります
この時期からクラブに入っても出来る事はほぼ無い、というのが僕の考え方でした

この時期は親も一緒になり、遊びましょう!!
- ラケットを引かせた状態から振って貰う
- 親がその軌道にボールを優しく入れてあげる
- 当たったら褒めてあげる
、これが3歳の時の娘の練習です
同じ事を僕が息子の後ろに着いて、一緒にラケットを持ちながらやるのが、1歳の時の息子の練習です
僕自身テニスをやっているのですが、ジュニアからでは無いので、知識は全くありません
ラケットは大型スポーツ店で買った一番安いもの、ボールはノンプレッシャーボールでずっとやっておりました
練習時間、練習頻度、なんて概念はありません
気候の良い日に公園にポップアップ式のテントを持って行き、遊びの中で少しやる、これを月に2〜3回やっていました
時間は10分程度だったかと思います
テニスとしてスタートした年齢と練習
一年後、そこそこノーバンのボールを打てて来た(フォアもバックも)ので、いよいよコートへ行ってみる事にしました
娘4歳、息子2歳の時になります
と言いますか、上手になってくるとネット無しでボールが飛んでくるので危険です
一度、大切な部分をやられました….

いよいよコートに入ると、ワンバウンドで球を打つ、テニスの練習です
正面からでは無く、横から球を出しますが、全く当たりませんww
永遠に子供とラリーが出来ないのでは?と思いつつもやっていました
この頃は少し頻度が上がり、週1回、冬以外はやっていたかと思います
もちろん1時間も集中力が続くはずが無いので、子供が飽きたら自身がサーブの練習をしていました
ネットセットを購入し、やりたい時にやる、という方法も良さそうですね
クラブへ入会するきっかけ
コートに立つ日が増えると、同じ時間に練習をしているジュニアの団体と顔を合わせる事が多くなります
そこで声を掛けて頂く事がありましたが、しばらくはお断りさせて頂いておりました
やはり、子供から「やりたい」の声が出ないことには、親決定でやらせてみる気にはなれませんでした
お声掛け頂いていたクラブは、チラシやSNSでの部員募集に積極的なチームでした
娘の保育園にもチラシがあったようで、ある日、「これって、いつもの子らのチーム?やってみる」と妻にチラシを持って来たとの事でした
そんな流れから娘のクラブチーム入り(ついでに息子も)となりました
クラブチームについて
テニスクラブは探せば実際かなりの数があります
同じ町にたくさんのクラブがある事もしばしばです
レッスン内容も様々で、
- コーチ全てが有資格者で専門的なレッスンを受けられるもの
- 有資格者を中心としているが、外部の協力者【主に生徒の親御さんや友人】がレッスンの補助をして成り立っているもの
- 地域のテニス愛好家が盛り上げているもの
、などがあります

僕は先ずは近くのクラブに体験を申し込み、子供の雰囲気をみてスタートさせるのが良いかと思います
次項では、自身で選択してクラブチームに入った娘のインタビューを入れつつ、子供がテニスを好きになる方法をご紹介したい、と思います
子供がテニスを好きになってくれるには?
先ずはこれだけ押さえて下さい
詳しくはこちらの記事にて紹介させて頂いておりますが、ジュニアテニスはボールによりルールが異なります
ボールは、
- レッド
- オレンジ
- グリーン
- イエロー
、と様々なものがあります
- アンダーサーブ、コート半面でショートラリーでのゲームを想定しているお子様(小学校未満)はレッド
- 上からのサーブ、正式なルールでコートだけを狭く使ったゲームができるお子様(小学校3から4年) はオレンジ(アンダーサーブも多用可能)
- オレンジからイエローに行く前に段取りを踏みたい方はグリーン
- 大人と同じゲームができるようになったお子様はイエロー
、このくらいを目安として下さい!!
テニスを楽むには?(小学校低学年くらいまで)
僕と娘のやり取りです、
- パパ:「テニス楽しい?」
- 娘:「楽しい!!」
- パパ:「どんな所が楽しいかな?」
- 娘:「ポンポン打ち合えると楽しいよー」
これまでに見て来た小学生低学年までの楽しそうにテニスをする子は大体ラリーが楽しい、と言います
テニスはルールも複雑なので、小学生の低学年くらいまではラリーが出来る、という事を目標にされることをオススメします
ラリーが出来ることでレッドボールでの試合が出来るようになります

サーブ、ボレーなどあれもこれもと行かずに、先ずはラリーに注力してみて下さい!!
娘(小学校1年生)が試合に出た時のこと
娘が小学生になりオレンジボールの試合に出てみました
娘以外は全て上からのサーブ、年もみんな上でした
※娘以外は名前を全て漢字で書いていたのでそう判断しましたww
しかし、勝てる試合もありました!!

とにかく楽しい事だけをやって、それで勝負!!僕はこれで良いと考えております
テニスを楽むには?(小学校中学年以上)
ただ小学校の3-4年生になってくると、テニスの試合として楽しみたい、という想いが強くなってきます
お子さんにより成長の過程は様々かと思いますが、
なるべく早くオレンジボールでの試合が出来るように!!
、これを親子で目標にされると、子供がよりテニスを好きになってくれるようになります
- 自身でカウントを数えられる
- 左右に動いてボールを打つ
- 上からのサーブにチャレンジする
、これだけの要素がオレンジボールからは加わります
レッドのルールを覚えたばかりなのに…とお子様の成長スピードにびっくりされる親御さんも多いように思います
もちろんレッドのルールを知っている事で、試合の数が増える【球を打てる数自体が増える】などの良い事もたくさんあります
しかし、ライン以外はグリーンやイエローのルールと同じオレンジのルールを覚えることで、いち早くテニスの一連の流れを体系的に理解する事ができます

家でも得点の数え方、コートチェンジのタイミング、コールの掛け声などをアウトプットしてみましょう!!
また、自身も試合でジュニアの選手と対戦する事も多いですが、
- 左右への浅い球
- スライス
- 普段返し慣れていない跳ねるスピン
、とレッスンでジュニアの選手があまり練習していない球を多く取り入れると簡単に勝てます
そんなショットへの対応はオレンジボール以降の試合で対策していくしかありません
そんな観点からもオレンジボールに早めに移行する、というのは試合に勝ち、更にテニスを好きになっていく為にも重要かと思っております

親が疲れてしまわない為に
長くテニスに携わっていると、疲れている親、をよく目にします
そんな疲れている親のパターンとしては、
- 思ったより上達してたので、より良い環境を求め遠くのクラブに移籍した結果、金銭的、時間的、に苦しくなる
- とにかく休日は試合、練習試合で埋める→親も子も休む時間が無い
- 毎日練習を入れて送迎だけで疲労困憊
- 全て最新の道具を揃えて金銭的に厳しい
- チーム内、ダブルスペアの親との意見、方向性の不一致
、が多いかと思います
親が子供に夢をみすぎてしまうパターン、課金しすぎてしまうパターンの他にも、いきなり子供が勝てなくなりやる気が出なくなってしまうパターンも多いように思います
そんな疲れてしまわない為に早い段階で是非考えて頂きたいのが、
子供に出来る最大の支援(経済的、時間的)と子供が伸びた時の最大値を考えておく
、ということです
- このクラブで子供が楽しそうにしているから移籍は無し、最大で全国への切符は手に出来そうだけれど、入賞は無理かな!?
- ゆくゆくは送迎可能な状況が整ったタイミングで、子供のやる気と技術が向上していれば良い環境に移っても良いかも
- 中学校卒業までは最低限の道具で楽しく仲間とワイワイしてくれれば良い、高校生になってから上を目指したいのであれば全国は無理でも地方区分の大会での入賞を目指すくらいは出来るかな?
、といった具合です
もちろん、支援も子供の伸び代も常に変化すると思います
しかし、週2回でワイワイやっているクラブでは全国大会へ行くのは難しいのが現状です
全国に散らばるジュニア選手の頂点を本気で目指している子はYouTubeでも確認出来ますし、近くにそんな子がいるのならば、是非見に行ってみて下さい
- 親が練習相手、プライベートコーチを見つけて来て、クラブの練習+αで段取り
- シード権を獲得する為の大会のスケジュール調整(ポイントの獲得、失効を常に考慮)
- 環境を変えて時には海外遠征を検討
、こんな事は当たり前です
仮に自身の子にテニスのセンスがあったとして、ここまでやっている選手に勝てますか?
確かに伸びる子は伸びます、僕自身の感覚では上手な男子で高校1年生、女性で高校3年生くらいになると1セットで負ける事も出てきます
しかし、上手くなっているから….と支援をし過ぎてしまう事で親も子も疲れてしまう事が多いのがテニスです
ネガティブな事を書きましたが、知っておく、という事も大切な事です
周りが見えないくらいに夢中になり過ぎず、親子で楽しめるライン、このラインについて定期的に考え、修正をしていく事が親が疲れてしまわない為には重要です

僕は子供と試合がしたい、という個人的欲望の為にやっているので、ダレないようにほどほどに試合を入れつつ、勝っても負けてもテニスを楽しんでくれれば良い、という考えです!!
全国大会を目指すのであれば先ずは知っておいて頂きたいこと
とはいえ、全国で活躍する選手にしたい、という想いも自身がテニスをやっているので分かります
この章では子供を伸ばす方法を地方と都市部のエリアに分けて紹介します
地方で子供を上手にさせる
地方のアドバンテージはなんといってもコートの使用料の安さです
都市部の方からすると、150円/1時間なんて信じられませんよね?
反対に僕も都市部の大会へ行った時のコートの料金には驚愕しました
そこで、地方の選手はとにかく球を打ちましょう!!
最新のトレーニングや技術は地方にはありません、しかしテニスの練習の流れは大体どこも同じです
+αとして2vs1ストロークや振り回し、試合を多く入れる事で強い選手になります
欲を言えば同じくらいの実力の選手で定期的に個別に練習をしてくれる選手がいると、最高の環境になっている、と思います
また、全国を経験した方がコーチをやっている事があるので、プライベートレッスンをお願いしても良いかもしれません
※30歳くらいの方が多いので、Instagramなどで探すと見つけやすいかと思います
都市部で子供を上手にさせる
都市部はコート代が高い傾向にあります
1面/1時間/1万円近く、するコートなんかもザラにあります
しかし、都市部の魅了はなんといっても質の高い練習が出来る事や環境が整っていることです
- プロを育てた実績のあるコーチ
- クラブの横の繋がりからくる最新の情報
- 充実した設備
- 全国で活躍する為の支援(出るべき大会、獲得すべきポイントなどをチームで共有出来る)が地方より手厚い
、といったアドバンテージがあります
まとめると、
- 地方ではとにかく球を打って強くなれ!!出るべき大会は親が吟味
- 都市部ではお金は掛かるが効率的に実力を磨ける、親の手間は地方よりも比較的少ない
、になるかと思います

どの地域でも全国は目指せます、頑張りましょう!!
最後に
今回はジュニアテニスを始めてみたい、と思っている方に向け、0→1の参考にして頂けるように自身の経験を踏まえてご紹介させて頂きました
その際、Googleの検索エンジンで、
- ジュアテニス 親 疲れた
- ジュニアテニス 親が ハマる
- ジュニアテニス 親 関わり方
、というワードが予測変換に見られることに気づきました
そこで、疲れない親の関わり方についてもご紹介させて頂きました
また、随所に子供の上達の参考になる様な情報も入れさせて頂きました
全体的にとっ散らかっていたり、更に深掘りできるポイントはまた今後の記事にてご紹介させて頂きます
それでは今回はここまでとなります、お読み頂きありがとうございました
2025/8/14
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